この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
インターネットのゲームで知り合った女性と、1回だけ関係を持ってしまいました。女性は東京に住んでおり、既婚者であることは知っていたのですが、ネットで知り合いゲームを一緒にやって、実際に会えたことで変な高揚感もあり、関係を持ってしまいました。しばらくして、東京の弁護士事務所から内容証明郵便が届き、その女性の夫から依頼を受け、慰謝料300万円を請求するとのことでした。とても支払える金額ではなく、既婚者と知って関係を持ったとはいえ、1回だけでこの金額は多すぎるのではないかと思い、先生に依頼することにしました。
解決への流れ
依頼してから本当にあっという間に30万円で和解していただきました。裁判になれば東京で尋問などが行われるということでしたので、裁判にならなくて本当に良かったです。私にも家族がいるのですが、家族にも知られずに解決することができました。早めに依頼してよかったです。
インターネット上のサイトやゲームで知り合われて交際に至るというケースは非常に多いです。今回はお相手が既婚者であるということを知っていたケースでしたが、既婚者であることを知らなかったというケースも多くあります。その場合でも、既婚者であることを知らなかったことにつき過失があれば、慰謝料を支払わなければなりません。もっとも、ネットで知り合って関係を1回だけしか持っていないということであれば、慰謝料の金額は低く抑えられる可能性が高いです。関係を持った期間・頻度は、慰謝料の金額にも大きく影響を与えます。今回は、相手方も早期解決を希望していたことなどもあり、速やかに和解での解決をすることができました。裁判になった場合には、東京で訴えられる可能性が高かったと考えられます。東京で訴訟提起(裁判を起こすこと)された場合、電話会議システムというものを利用して裁判手続を進めることができますが、尋問手続(証人尋問・本人尋問)は原則として東京の裁判所で行わなければならず、時間も費用も発生してしまうことから、裁判を回避して、しかも低額の和解金で解決できたことは、とても良かったと思います。