この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
マンション管理組合の理事長として、複数の区分所有者から苦情報告を受けています。とある住民が夜間に騒音を発生させるなど、迷惑行為を行っているようです。管理組合として手紙を出すなど対応を試みたのですが、全く埒が明かず困っています。
解決への流れ
弁護士の先生に介入してもらい、住民(賃借人)、大家さん(区分所有者)及び仲介業者を相手にして毅然と交渉してもらいました。その結果、迷惑行為が止んだようです。裁判にもならず、予想外に早期解決してびっくりしています。
マンション内部のトラブル事例は、古今東西よくあるものです。区分所有者が実際には居住しておらず、賃借人がトラブルを起こしているケースも多数あります。区分所有法などの法律に基づいた裁判所における調停・裁判も選択肢なのですが、そのようなドラスティックな方法は長期化するおそれが高く、かえって紛争が激化してしまうこともあります。こうしたトラブルにおいて有利な解決を導くためには、そのような方法も視野に入れつつ、様々な手段を比較検討する必要があり、聞きかじりの知識で対応しようとするのは危険です。誰を主たるターゲットとしてどのように話し合いを行うのか等、実務経験を踏まえた判断も重要になってきます。本件では、事前に管理組合の理事たちと入念な打ち合わせを行い、様々な利害得失の比較検討を踏まえて複数のプランを準備しておくことで、裁判になる前に早期解決を図ることができました。必ずしも全てのケースでこのように早期解決ができるわけではありませんが、専門知識を活かして弁護士が介入することで、有利な解決の可能性を高めることが可能です。