犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料・損害賠償 . #人身事故

高次脳機能障害の立証に成功し、高額な賠償金の獲得に成功

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石松 信行 弁護士が解決
所属事務所IK法律事務所
所在地福岡県 福岡市東区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

交通事故で脳挫傷という重傷を負い、嗅覚と味覚が著しく低下しました。また、記憶力・判断力が明らかに落ちており、気持ちのコントロールも自分でもおかしいと思うくらいできなくなって、会社も辞めざるをえませんでした。今後、どのように働いていけばいいのか不安でいっぱいでした。将来への希望がまったく持てませんでしたが、交通事故に強い先生がいらっしゃるとのことで相談に伺いました。

解決への流れ

立証が難しいと言われる高次脳機能障害について、的確に資料を集め、立証を行っていただきました。その結果、7,000万円もの賠償金を獲得していただきました。時々将来への不安で胸が苦しくなったとき、事務所でカウンセラーの先生に悩みを聞いていただけたのは本当に救いになりました。また、この賠償金で今後どのように将来設計を立てるべきか分からなかったのですが、ファイナンシャルプランナーさんに今後の生活設計についてのアフターフォローまでご提案いただけたのは本当に助かりました。そんなに大きくない事務所だし不安もあったのですが、交通事故の対応も非常に素晴らしかったですし、私の不安・悩みをきちんとサポートしていただける体制がすべて整っているのが驚きでした。石松先生をはじめ、交通事故に対応していただいたスタッフさん、カウンセラーの先生、ファイナンシャルプランナーの先生には本当に感謝しております。

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石松 信行 弁護士からのコメント

高次脳機能障害は、受傷直後からきちんと受傷の程度・内容を記録化しておく必要があります。また、医療情報以外の情報も判断材料となることから、被害者の日常生活の些細な変化を見逃さずにきちんと主張・立証しなければなりません。そのためには、ご家族や職場の方、周囲の方に対する地道なヒアリング調査を行う必要があります。また、記憶力や注意力などをはかるテストなどの実施も不可欠です。本ケースは、嗅味覚にも異常があったことから、脳外科・脳神経外科のみならず、耳鼻科との連携体制も不可欠でした。また、事故の前後での処理能力を立証するために、辞めた職場の方々にもヒアリング等をお願いしましたが、皆様快く受けてくれました。症状が残っていることは残念ですが、適正な損害を獲得できた事案です。