犯罪・刑事事件の解決事例
#面会交流 . #別居

【依頼者:夫】【面会交流・婚姻費用】妻に連れていかれた子供と会いたい! 2か月に1回の面会交流を取り決めた事例

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清水 理聖 弁護士が解決
所属事務所東京離婚弁護士法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

【相談内容】子供の教育方針を巡って争いになり、子供を連れて妻が家を出た事案でした。Wさんとしてはとにかく子供との面会をしたいという強い要望をお持ちでしたが、相手方はこれをかたくなに拒否していました。

解決への流れ

【相談結果】2か月に1回、FPICを入れての面会交流をする合意を獲得しました。婚姻費用について当面は月9万円、相手方が職場復帰する3か月後以降は5万円を支払うことに決まりました。【解決期間】約1年6か月【解決のポイント】子との面会交流をどのように実現するか。婚姻費用については算定評に基づき、双方の収入に照らした相当金額が算定されます。本件の場合合意時点で相手方は無職でしたが、3か月後には職場復帰することが確定的であったため、これを見越して婚姻費用の金額を定めることとしました。

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清水 理聖 弁護士からのコメント

本件のポイントはとにかく面会交流をどのように実現させるかというところにありました。面会交流は直接強制執行することができないため、その実現のためには少なからず相手方の協力が必要不可欠となります。したがって相手方が絶対に面会させないという態度をとっている場合には実現が難しくなります。今回は当初相手方は絶対に子との面会を許さないというスタンスを固辞したため、面会の実現のためにかなりの時間を要しました。最終的にはFPICという外部の面会補助機関を関与させる形で面会の約束を取り付けることが出来ました。なお、本当であれば合わせて離婚の話も進めたかったのですが、離婚の話を持ち出すと面会に悪影響が出る可能性が高く、とにかく面会を実現したいというWさんの意思を尊重し、離婚の話についてはひとまず面会が軌道に乗ってからということとしました。一番の目的を絞ることで、その実現に向けて最良の選択を考えることができます。複雑な判断が必要となるため、専門知識豊富な弁護士に相談することをお勧めします。