3767.jpg
伊藤詩織さんの民事訴訟、東京地裁で結審 判決は12月18日
2019年10月07日 13時40分

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟が10月7日、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)で結審した。判決は12月18日に言い渡される。

伊藤さんは、山口さんから意思に反して性行為をされたと主張している。一方で、山口さんは「同意があった」として性的暴行を否定している。

この日、意見陳述に立った伊藤さんは「あの日から自分の尊厳を取り戻すために、様々なことをしてきた。真実を少しでも明るみにし、性暴力を受けた人の役に立てれば嬉しい」と述べた。

これに対し、山口さんは意見陳述で「犯罪者に仕立て上げるなら戦わざるを得ない」などと伊藤さん側の主張に反論し、「日本の司法が正しい判断を下すと信じている」と訴えた。

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟が10月7日、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)で結審した。判決は12月18日に言い渡される。

伊藤さんは、山口さんから意思に反して性行為をされたと主張している。一方で、山口さんは「同意があった」として性的暴行を否定している。

この日、意見陳述に立った伊藤さんは「あの日から自分の尊厳を取り戻すために、様々なことをしてきた。真実を少しでも明るみにし、性暴力を受けた人の役に立てれば嬉しい」と述べた。

これに対し、山口さんは意見陳述で「犯罪者に仕立て上げるなら戦わざるを得ない」などと伊藤さん側の主張に反論し、「日本の司法が正しい判断を下すと信じている」と訴えた。

●裁判の詳細は以下の記事にまとめています

(1)伊藤詩織さん裁判詳報 「自分を守ることに必死だった」あの日を振り返る
(2)伊藤詩織さんに山口さん代理人「被害後に加害者を気遣う言葉、社会常識ではありえない」
(3)「伊藤さんから積極的に誘ってきた」山口敬之さん、伊藤詩織さんの主張に反論
(4)元TBS記者の山口さん「なだめるような気持ちで性行為に応じた」伊藤詩織さんの主張に反論

新着記事
一般的なニュースのサムネイル

同性婚訴訟、東京高裁が「合憲」判断 全国で唯一判断割れる結果に…弁護団「きわめて不当な判決だ」

性的マイノリティの当事者が、同性同士が結婚できないのは憲法に反するとして、国を訴えた裁判(東京2次訴訟)の控訴審で、東京高裁(東亜由美裁判長)は11月28日、現行法の規定を「合憲」と判断した。

一般的なニュースのサムネイル

最高裁で史上初の「ウェブ弁論」、利用したのは沖縄の弁護士「不利益にならない運用を」

裁判の口頭弁論をオンラインで実施する「ウェブ弁論」が今月、初めて最高裁でおこなわれた。

一般的なニュースのサムネイル

夫の「SM嗜好」に苦しむ妻、望まぬ行為は犯罪になる?離婚が認められる条件は?

パートナーの理解を超えた「性的嗜好」は、離婚の正当な理由になるのでしょうか。弁護士ドットコムには、そんな切実な相談が寄せられています。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「答え合わせしたい」日テレの拒否は「適正手続」の観点から問題?

コンプライアンスの問題を理由に番組を降板し、活動を休止していた元TOKIOの国分太一さんが、11月26日に東京霞が関で記者会見を開きました。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「録音の削除求められた」消さないと違法だったの?弁護士が解説

解散したアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんが11月26日、東京都内で記者会見を開き、日本テレビ側から番組降板を告げられた際、会話を録音しようとしたところ、同席した弁護士からデータの削除を求められたと明らかにした。一般論として、法的に録音の削除に応じないといけないのだろうか。

一般的なニュースのサムネイル

「サケ漁はアイヌ文化の主要な部分」日弁連、アイヌ施策推進法の改正求める意見書

日本弁護士連合会(日弁連)は11月20日、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)の5年見直しに際し、アイヌ集団の権利保障やサケ漁の権利の法整備などを求める意見書を公表した。同法附則第9条の見直し規定に基づき、文部科学大臣や農林水産大臣など関係機関に提出した。

もっと見る