詐害行為取消権
ガイダンス 詐害行為取消権とは、債務者が債権者を害することを知ってした行為(詐害行為)の取消しを裁判所に請求することができる権利をいいます(民法424条1項)。詐害行為取消権は、詐害行為を取り消して債務者の�...
債権者代位権
ガイダンス 債権者代位権とは、債務者が財産権を行使しない場合に、債権者が代わって行使することができる権利をいいます(民法423条1項本文)。債務者の責任財産を保全するための制度ですが、簡易かつ優先的な債権回�...
債務不履行
ガイダンス 債務不履行とは、広義では、債務の本旨に従った履行がされていない状態をいい、狭義では、債務の本旨に従った履行がされていない状態について債務者の責めに帰すべき事由(帰責事由)がある場合をいいま�...
安全配慮義務
ガイダンス 法律関係の当事者が相手方の生命・身体・健康等に危害が及ばないように配慮すべき義務を安全配慮義務といいます。民法に安全配慮義務を明文で定めた規定はありませんが、判例は、ある法律関係に基づいて�...
譲渡担保
ガイダンス 譲渡担保は、目的物の所有権を債権者に移転し、債務が弁済されれば債務者に復帰させるという権利移転形式の担保物権です。民法に規定がありませんが、取引界の要請を背景に、判例の積み重ねによって認め�...
法定地上権
ガイダンス 民法388条は、「土地又は建物につき抵当権が設定され、その実行により所有者を異にするに至ったときは、その建物について、地上権が設定されたものとみなす」と規定しており、本条によって成立する地上権�...
抵当権の効力
ガイダンス 抵当権は、抵当地上に存する建物を除き、その目的である不動産(抵当不動産)に付加して一体となっている物(付加一体物)に及びます(民法370条)。付加一体物に何が含まれるのか、条文上は明らかではあ�...
留置権
ガイダンス 留置権とは、他人の物の占有に関して生じた債権を有する場合に、その債権の弁済を受けるまで、その物を留置することができる担保物権をいいます(民法295条1項)。例えば、Xの依頼に応じてYが自動車を修理�...
共有
ガイダンス 共有とは、複数の者が一定の割合(持分)で1つの物を所有することをいいます。持分とは、各共有者が共有物に対して有する権利の割合をいい、共有者の合意や法律の規定があればそれによりますが、合意や規�...
所有権
ガイダンス 所有権は、法令の範囲内で、自由に使用・収益・処分できる権利です(民法206条)。所有者は、所有物に対して全面的な支配をなし、所有物の使用価値、交換価値を全面的に把握します。所有権は、売買等の契約、...
即時取得
ガイダンス 即時取得(民法192条)とは、無権利者を権利者と信頼して動産に関する権利を取得する者を保護するための制度であり、善意取得ともいいます。民法192条の要件を満たすと、動産の占有者は、原則として、当該動産...
占有権
ガイダンス 占有権は、自己のためにする意思をもって、物を所持することによって取得する(民法180条)。「自己のためにする意思」とは、物の所持による事実上の利益を自己に帰属させようとする意思をいい、所有者の主観...
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